「黒い毛のあの子が最後にくれたもの」——夜のホテルで起きた優しい奇跡
今日は少しだけ、不思議で心が温まるようなお話をさせてください。
当店は24時間、犬たちと共に過ごすケージフリースタイルのペットホテルです。
長年ここで過ごしていると、ごくたまに「これは…?」という不思議な出来事に出会うことがあります。
数年前、当店に何度も来てくれた毛の長い黒い大型犬がいました。
年齢を重ね、少しずつ動きがゆっくりになっていった彼女。
飼い主様と日々ご相談をしながら、大切にお預かりしていました。
ある日、チェックアウトの前に、お庭に出たその子は
庭にある小さな木の影へ、ふらふらと近づいて行きました。
普段はおしっこを済ませたらすぐ戻ってくるのに、その日はまるで
「人に見られないような場所に、少しでも身を隠そうとする」ような動き。
「なんでだろう…?」と思ったその数日後、飼い主様からご連絡をいただきました。
「家族で見送ることができました」
とても大切に、静かに旅立ったのだと感じました。
そして…それから数週間後の夕方。
外掃除をしていると、ふと数メートル先に「誰かが立っている」気配を感じたのです。
黒い長髪に黒い服の女性。
だけど怖い印象ではなく、どこか落ち着いていて、
その子の穏やかな性格をまとったような、優しい雰囲気でした。
振り返ると、そこには誰もいませんでした。
「もしかしたら、最後に挨拶に来てくれたのかな…」
そんな風に、ふっと思ったんです。

また別の日。
特に何かが起きた日ではなかったのですが、2階の掃除をしていると
小型犬が数メートル先に座っているような気配を感じました。
「部屋から出ちゃったのかな?」と思って振り返ると、やはりそこには誰もおらず…
でも、じっとこちらを見ているような、お利口にお座りしている雰囲気だけが残っていました。
私たちが日々過ごしているこのホテルには、
犬たちの思い出やぬくもりがたくさん詰まっています。
だからこそ、こういったことも起こるのかもしれませんね。
もちろん、スタッフに話すと「またまた〜笑」と笑われたりしますが(笑)
「いや、本当なんだって!」と一緒に笑い合っています。
また何か不思議な出来事があったら、こっそりここで書きますね。
犬たちの温かい存在は、もしかしたらこの世界だけにとどまらないのかもしれません。
写真で様子を見たい方はInstagramもやっているのでコチラからご覧ください。
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